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  • 2021年9月10日

北アルプス・裏銀座縦走・後半

前回「北アルプス・裏銀座縦走・前半」に続き、後半になります。 2日目 ここは黒部ダムへ注ぐ東沢の谷です。 水晶古屋。乗越から登り返すと小屋に到着です。ここから少し天候が悪くなってしまいます。 小屋迄の道を振り返ります。結構なアップダウン。 これまで歩いて来た三ツ岳〜野口五郎の稜線。 水晶岳(2986m)。残念ながら、ガスで展望なし。 水晶でしょうか?水晶岳の由来は、鉱物である水晶が採取出来たことか […]

  • 2021年9月9日

北アルプス・裏銀座縦走・前半

今回は、裏銀座縦走の記事にしてみました。 裏銀座ルートとは、大人気の表銀座の尾根より、もう一つ西側の尾根になり、より山深い尾根道を歩きができる、槍ヶ岳へ西側より到達するルートです。 槍ヶ岳は東西南北に尾根が延びており、東面(表銀座ルート)、西面(裏銀座ルート)、南面(槍-奥穂ルート)、北面(北鎌尾根)となっています。表銀座、大キレットを経験したので、今度は西側から槍ヶ岳を目指そうという狙いです。 […]

  • 2021年8月11日

丹沢・鍋割山

前から食べてみたかった、山荘の「鍋焼きうどん」。今回は丹沢の鍋割山の山行記録になります。 鍋割山-塔ノ岳へ行く場合、大倉尾根を歩くルートが人気です。しかし、大蔵尾根は長く単調な為、鎖場があり丹沢でも比較的難ルートとされる寄沢(やどりきさわ)から登ることとしました。 山行記 日時:2019/6/16(日) 前夜発日帰り経路:寄大橋~雨山峠~鍋割峠~鍋割山~鍋割山荘~後沢乗越~栗ノ木洞~杉ノ沢出会~寄 […]

  • 2020年12月31日

奥秩父・両神山

奥秩父の両神山(りょうかみさん)の日帰り冬山行になります。奥秩父の北部に位置する百名山の一つで、これまで来たことがない山域であった為、いつか訪れたい山でした。古くから信仰の山となっており、登山道中に狛犬の神社があったり、両神という神々しい山名は以下諸説あり、とても興味深いところです。 山名は、イザナギ、イザナミの神を祀っていることから両神と呼ぶという説、日本武尊の東征のおりこの山を八日間見ながら通 […]

  • 2020年12月30日

奥秩父・金峰山

奥秩父の金峰山(きんぷさん)の日帰り冬山行になります。金峰山は奥秩父の主脈に位置する百名山の一つで、山頂に五丈岩と呼ばれる巨岩がある珍しい山です。森林限界を抜けた後の景色が素晴らしく、隣に同じく百名山である瑞垣山をもつ、お気に入りの山の一つです。 山行記 日時:2013/1/2(水) 前夜発日帰り経路:瑞牆山荘~富士見平小屋~大日小屋~砂払いノ頭~金峰山~大日小屋~富士見平小屋~瑞牆山荘天気:晴れ […]

  • 2020年10月13日

北アルプス・涸沢

肌寒くなり、紅葉の季節になってきました。今回は紅葉で有名な、北アルプスの涸沢の記事になります。槍穂高岳縦走で通った尾根筋を、涸沢の紅葉と共にビールを飲みながら眺めるというのは、極めて贅沢だなと常々考えていました。また、母が涸沢に一度は行きたいと言っていたこともあり、小屋泊りで一緒に行くことにしました。 山行記 日時:2017/9/29(金)〜10/1(日) 前夜発2泊3日 小屋泊経路:上高地〜明神 […]

  • 2020年8月23日

北アルプス・雲ノ平縦走・後半

前回「北アルプス・雲ノ平縦走・前半」に続き、後半になります。 3日目 朝、暗いうちに起きて、三俣山荘を出発します。 三俣蓮華岳を目指す。振り返ると鷲羽岳(2,924m)がズドーンと構えています。山名の由来は、鷲が両羽を広げているような山容の為で、ハイマツの緑と砂のコントラストも見事なお気に入りの山の一つです。手前右に三俣山荘が見えます。 目指す三俣蓮華岳です。朝日が強く差し、絶好の山日和です。 見 […]

  • 2020年8月22日

北アルプス・雲ノ平縦走・前半

今回は「日本最後の秘境」、「天空の庭」など呼ばれている、北アルプス最深部の癒しの地、雲ノ平の記録になります。3,000m級の山に囲まれ、この規模の平らな地があるのが不思議で、歩いてみたい場所の一つでした。 山行記 日時:2016/8/26(金)〜8/28(日) 前夜発2泊3日 テント泊経路:折立〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲ノ平〜黒部川水源地標〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋~鏡平山荘~ワサ […]

  • 2020年5月24日

北アルプス・槍穂高岳縦走・後半

前回「北アルプス・槍穂高岳縦走・前半」に続き、後半になります。 3日目 朝食を済ませ、南岳小屋を出ます。この天気で大分迷いましたが、キレットを目指すことに決めました。 最初は一気に下ります。鉄梯子もあり。 下ってきたところを振り返るとこんな風景。 長谷川ピーク。昭和時代に同所付近で滑落して救助された法政大学の学生に由来しているそうです。「長谷川恒夫」から来ているのかと思ってました。 ガスが一瞬抜け […]

  • 2020年5月23日

北アルプス・槍穂高岳縦走・前半

前年、剱岳に登れたので、翌年は大キレットに挑戦しました。この縦走ルートは、剱岳と並び一般ルートでは最難と言われています。また、このルートは下記8つの3,000m峰の頂を踏める、日本最高所の縦走ルートでもあります。 槍ヶ岳:3,180m 大喰岳:3,101m 中岳:3,084m 南岳:3,032m 北穂高岳:3,106m 涸沢岳:3,103m 奥穂高岳:3,190m 前穂高岳:3,090m 山行記 […]

  • 2020年4月27日

北アルプス・立山縦走・後半

前回「北アルプス・立山縦走・前半」に続き、後半になります。 3日目 3日目は、剱岳のピストンになります。 朝の剱、その神々しさに身が引き締まります。 剱沢キャンプ場を過ぎたあたり、ハイマツを中心とした高山植物の緑・岩壁の灰色・雪渓の白色が、3,000m級高山ならではの美しい景色です。天気が良いと、さらにその美しさは映えます。 雪渓を横断します。滑落したら命はありません。難しくはありませんが、少し緊 […]

  • 2020年4月26日

北アルプス・立山縦走・前半

2013年に表銀座縦走を行い、3,000m級の景色の世界に魅了されてしまいました。もっと北アルプスの縦走をしたい思いに駆られ、2014年は立山縦走にトライしました。立山といえば剱岳。一般ルート最難といわれ、カニのヨコバイ・タテバイ・平蔵のコルなど、難所つづきのルートになります(今回は別山尾根ルート)。また、明治時代まで未登頂の山として、木村大作監督の映画「点の記」の舞台となっています。剱岳メインと […]

  • 2020年4月12日

北アルプス・表銀座縦走・後半

【3日目】   最初は東鎌尾根を下ります。臨時パートナーのAさん。結構タフ。 歩きながら、息子の自慢話をしていたのが、なぜか記憶に残っています。  水俣乗越。ここから天上沢を下り、北鎌尾根へアタックするルートの起点でもあります。休憩中に、北鎌尾根で遭難者が出たらしく、パーティーの仲間が救助要請の為に急ぎ下山していました。無事であった事を祈ります。  眼下に見えるのは槍沢。数年後に、槍沢ルートでも登 […]

  • 2020年4月12日

北アルプス・表銀座縦走・前半

 前回の奥秩父縦走が大いに刺激になり、北アルプスの縦走にトライしました。  これまで、丹沢・奥秩父・上越・奥只見・会津の源流釣り&沢登りは数多くしてきましたが、南北アルプスは行けていませんでした。理由としては、日常は仕事に忙殺されていて、纏まった休みが中々取れない為です。東北や上信越の2泊以上となると、夏休みの年1回位しかタイミングがありません。 しかし、前回縦走の感動がモチベーションになり、20 […]

  • 2020年4月9日

八ヶ岳・赤岳

 今回は初の雪山記録になります。雪山経験は少ないのですが、山行バリエーションは多い方が面白いと思うので、早い段階で記事にしておこうと思います。  冬の赤岳、2016年の吹雪による敗退から、ようやくリベンジを果たしました。景色も良かったです。2016年は車で美濃戸口まで行きましたが、スリップを警戒し、2018年は電車でまったり行くことにしました。ちなみに小屋泊です。 【山行記】 日時:2018/2/ […]

  • 2020年4月1日

奥秩父・全山縦走・後半

奥秩父全山縦走・前半 からの続きになります。 3日目。破風山と 破風山避難小屋。甲武信までは雪がありましたが、ここから先は雪も少なく、温かくなってきます。左下には、荒川水系の入川や金山沢の谷があります。入川とは荒川の水源の沢です。 雁坂峠。「日本三大峠」車で通行できない国道140号 に指定。武田信玄の軍事用路「甲斐九筋」の一つ。『日本書紀景行記』に「日本武尊が通った」とされています。 水晶山と古礼 […]

  • 2020年3月29日

奥秩父・全山縦走・前半

山カテゴリ初投稿になります。初投稿なので、自分的にインパクトのあった経験を投稿したいと思います。 その前に知らない人もいると思うので、「縦走」とは何かを話したいと思います。縦走とは登山の歩き方の一つで、尾根( 山の尖がったところ)から隣の尾根伝いに歩き続け、複数の山頂を踏み続けることです。登山で一番贅沢かつ日数を要する歩き方になります。対義語的には、ピストン(一つの山を目指し、帰りは同じルートを戻 […]