北アルプス・立山縦走・前半

  • 2020年4月26日

2013年に表銀座縦走を行い、3,000m級の景色の世界に魅了されてしまいました。もっと北アルプスの縦走をしたい思いに駆られ、2014年は立山縦走にトライしました。立山といえば剱岳。一般ルート最難といわれ、カニのヨコバイ・タテバイ・平蔵のコルなど、難所つづきのルートになります(今回は別山尾根ルート)。また、明治時代まで未登頂の山として、木村大作監督の映画「点の記」の舞台となっています。
剱岳メインとしながらも、折角なので大汝山と雄山も一緒に上ってきました。

山行記

日時:2014/7/30(水)〜8/2(土) 前夜発3泊4日 テント泊
経路:室堂〜雷鳥沢キャンプ場〜別山乗越〜剱沢キャンプ場〜剱岳~剱沢キャンプ場~別山~真砂岳~富士ノ折立~大汝山~雄山~一ノ越~室堂
天気:晴れ時々曇り

装備

今回の装備。迷ったのは、ヘルメットと登攀道具。剱とはいえ、一般ルートだからそこまで過剰にする必要はない?万全を期す?
結果的には、ヘルメットは除外し、鎖場での確保の為に、シュリンゲ&カラビナ2枚としました。

麺類が多め。ペンネのカルボナーラは今回初めて試します。
飽きが来ないよう、山行の度に新しいメニューを1品は加えるようにしています。

1日目

仕事が終わった後、自宅で身支度をして、東京駅にて富山着の高速バスに乗ります。バスの中では爆睡です。

2日目

初めての富山県。普段仕事ばかりで、家と職場の往復の為、初めての土地に降り立つというのはいろいろな意味で新鮮です。
富山駅からはバスで室堂まで行きます。

初日は室堂をスタートし、別山乗越を超えて、剱沢キャンプ場まで行きます。

室堂に到着。思った以上に人が多い。そして、雪渓が凄い綺麗。

ミクリガ池

雷鳥沢キャンプ場が見えてきます。それにしても、雪渓を纏った山の景色が素晴らしすぎる。

雷鳥沢キャンプ場。絶景のロケーションに囲まれ、いいキャンプ場です。

雷鳥沢キャンプ場の沢を渡り、別山乗越まで上がります。7月末なので、それなりに雪渓が残っています。

別山乗越を超え、剱沢キャンプ場まで、カールを下ります。
このスケール感と広大さは凄かったです。

ズドーンと圧倒的な迫力の剣岳が…カールを下るほど大きく見えてきます。

剱沢キャンプ場に到着。剱岳の迫力に圧倒される。

テントを張り、剱岳を眺め、コーヒーを飲みながら休憩します。贅沢な時間です。水は豊富にあり、これまで来た中でも最高ランクの幕場です。

奥にいるパーティーと色々と会話しましたが、明日は剱沢雪渓を下り長次郎谷を詰め上がる、いわゆる「点の記」ルートを行くそうです。いいなぁ、いつかやってみたい。関東の人なので、東京近郊の山の話で盛り上がります。こういう時、沢をやっている人はまずいません。逆に色々と聞かれてしまいました。

振り返るとこんな感じで、下ってきたカールの風景が広がります。

夕食です。カレーライス・ベーコン・味噌汁。今思えば、もう少し豪勢にすれば良かった。初日はそれほどハードな計画ではなく、体をゆっくり休めます。
明日はいよいよ剱岳です。