登山の小物類(食事関連)

今回はテント泊登山(素泊まり小屋泊)に持っていく、食事関連の小物類の説明をします。ここら辺を以下にコンパクトに纏めるかが、荷物軽量化の肝です。基本中の基本ですが、不要な物は持っていかないこと。

小物(食事関連)

ナイフ

AL MAR スポーツマン
全長:20.5cm、折りたたみ長:12.2cm、刃長:8.0cm、重量:67g

軽く薄い作りで、調理、魚を捌く、山菜採りオールマイティーにこなせます。ナイフは色々試しましたが、結局こういったシンプルかつ軽いものに落ち着きます。ちなみに、自分はフォールディングナイフ派です。細引きを付けることにより、収納袋から取り出すときの手掛かりとして、山菜取りの時に首からぶら下げるときに便利です。ちなみに、登山用品店ではオピネルが必ず置いていますが、ロック機構があまり自分の好みではありません。
ナイフについては、色々と思い入れがあるので、別記事で色々紹介したいと思います。調理だけならペティが最高に使いやすいです。

まな板

竹製:24.0cm×14.6cm×1.0cm、199g
プラスチック製:30.0cm×20.0cm×0.2cm、111g

以前は竹製のものを使ってましたが、岩魚を捌く時に滑りすぎるのと、軽量化とパッキングのしやすさでプラスチック製を使っています。いずれも100均で購入。

お箸

モンベル 野箸
全長:21.1cm、折りたたみ長:12.0cm、重量:27g(収納袋込み)

以前は、コンビニで貰った割り箸を数本持って行ってました。しかし、ゴミとして纏めるとビニール袋を突き破ったり、移動中に折れてしまったり、洗って使い回すと「みずぼらしい」かったり、エコでないのも気になり購入しました。
菜箸兼用で使用していますが、木の部分は黒檀の固い木を使っている為、思った以上に耐久性があり、10年以上使っています。野外の食事のデフォルト装備です。

スプーン

SEA TO SUMMIT スプーン
全長:18.7cm、重量:12g

以前はコンビニで貰ったスプーン、もしくは家で使っているものを持って行ってました。いつからかオートミールやコーンフレークもメニューに組み込むようになった関係で、登山用品のものを昨年購入しました。軽くてシンプル。使い心地は至って普通。リンクはセット品ですが、カモシカスポーツ横浜店で単品で購入。

マグカップ

スノーピーク スタッキングマグ 雪峰 H300
サイズ:Φ7.6cm×8.2cm、容量:300ml、重量:75g

チタン 2層の取手なし マグカップです。
装備は極力少なくする派ですが、飲み物はちゃんとしたコップで飲みたく、単品で持っていきます。コーヒーを飲む時、コッフェル だとフチで唇を火傷します。また、お酒を飲む時も、コッフェル だと味気ありません。そこで、このマグが大活躍します。

モチヅキ MORICO 250
サイズ:Φ7.1cm×8.1cm、容量:250ml、重量:159g

以前はこの取手付きの2層ステンレス・マグカップを持って行ってました。保温性があり、唇が厚くならず、頑丈そのものです。初めて使った時は、その実用性に感動したもので、今も普段の生活で使っています。しかし、山での使用を考えた時、取手付きだとパッキングがしづらいです。また形が洋風なので、コーヒーやスープを飲む時は良いのですが、日本酒やお茶を飲む時、風情がないのが気になってました。

これを解決してくれる製品が、前出のスノーピーク雪峰です。和洋どっちともとれる形の為、お茶・日本酒・ウィスキー・ビールなど何を入れても違和感がありません。また、取手がない為パッキングしやすく、チタンで軽量でもある為、山マグのベストアイテムと思っています。

水筒

プラティパス 2.0L

汚い画像ですいません。以前はごく普通の水筒を持って行ってました。社会人になって本格的に山を始めた時、像が踏んでもパンクしないという触れ込みのプラティパスを知り、それ以降はこれ一択です。

折り畳みでき、水の入っている分だけ傘を小さくできます。テントの中で枕としても使うことができます。また、このプラティパスという製品は熱湯も入れられます。この汎用性は登山の水筒業界に革命を起こしたといっても過言ではありません。ちなみに私のプラティパス2Lは、15年位使った頃、流石に穴が空き、現在のは2代目です。

プラティパス 500mL

プラティパスの有用性を知り、山にお酒を持っていくのに小さいサイズを購入。以前は焼酎を入れて行ってましたが、最近は日本酒を入れています。ビールは体積あたりの酔っ払いパフォーマンスが低い為、山には持っていきません。

サイズ比較、2.0Lと500mLの大きさの違いはこんな感じです。

プラティパスのあるある、洗った後の中の水が数日経っても乾かない件。
手拭いを丸めて差し込んで、吊るしておくと約半日で中が乾きます。毛細管現象で水分が手拭いに吸い込まれ、その水分が手拭いの上部に上昇し、外気に触れた手拭い部分が水分を蒸発してくれます。

小物袋

SEA TO SUMMIT ドライパック S

ナイフやお箸などの小物類は、防水袋に入れて纏めます。沢の場合、泳いだり、胸まで水に浸かったりするので、荷物を防水にする必要があります。

纏め

上記で説明したものを纏めるとこんな感じです(実際に持って行くもの)。

更に、以前説明した、コッフェルバーナーを含めるとこんな感じです。
単独テント泊なら炊具はこの一式になります。日数が多かったり、調理に時間をかけるときはガス缶の量を調整します。

実際のパッキングにあたっては、こんな感じで纏めます。

小物類は、人ぞれぞれ持って行きたいものが異なると思いますが、皆様の参考になれば幸いです。