ドラム式洗濯機の購入レビュー

待ちに待ったドラム式洗濯機。仕事に疲弊する日々が続き、ずいぶん間が空いてしまいましたが、レビューを書いてみました。

検討段階の記事は以下を参照ください。

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設置

計算通りギリギリで入りました。下部前面の膨らみは大して気にならない程度でした。

給水口はこんな感じ。90°回転させ、洗濯機との干渉を回避。ちなみに「タカギ」と書いてあるパーツは、バルコニーの水掃除の為の分岐栓です。ここにホースが挿せます。

(タカギ(takagi) 全自動洗濯機用分岐栓)

かさ上げはこんな感じ。100mmの高さを確保。これだけあれば、排水パイプの破損時の交換も苦にならず、マンションのメンテで高圧洗浄してくれるかもしれません。

通常の設置は側面下部から排水ホースを出すのですが、底面から出す形にしました。前面パネルを取り外し、一部パーツを取り外したりでちょっと手間がかかりますが、こっちのほうがスッキリします。

機能

自動洗剤&柔軟剤投入

目玉機能のひとつで、やはり使ってみると、これはかなり便利。今や洗剤と柔軟剤の投入という概念がなくなってしまっています。

温水洗浄。試したところ、予想通りこれは強力。

洗剤の酵素が活性化する温度が40℃なので、洗剤力がかなり高くなります。酸素系漂白剤の活性化温度も40〜50℃なので、さらに洗浄力を高めたい時には漂白剤も投入します。

NA-SVX80に特徴的な「ナノイー」ボタン

自分の用途では、優先機能ではない為、今後色々試していく予定。

洗濯実践

普段着

古い洗濯機は廃棄した為、洗浄結果の比較できませんが、自動乾燥機能はやはり便利。冬場だと、これまで生渇きの心配がありましたが、それがなくなります。ちなみに洗濯物を詰める量が多いと、その分乾きにくくなるようです。その場合、乾燥だけもう一回行えば乾いてしまいます。

無用に電気代消費しても仕方がないので、天気がいい時は洗濯のみで乾燥は外干しで、天気が悪い時は乾燥まで行うようにしています。

写真をUPしようとしましたが、あまり見せるものでもないので、自粛することとします。

シーツ&布団カバー

シーツや布団カバーは乾燥スペースを占有するので手間が掛かりがちですが、一気に乾燥までてきてしまうので、気軽に洗濯できるようになりました。洗濯するのに億劫にならない、これは大きなメリットです。

アウター

登山や釣りが趣味で、アウターやレインウェアを多用する為、年に1~2回撥水コーティングをしています。撥水コーティングの仕上げは、乾燥機にかける必要があり、これまで近くのコインランドリーまで行って乾燥機にかけていました。

自宅でこれができるようになるのはうれしいところです。撥水加工の仕方は以下の過去記事を参照下さい。

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洗剤と撥水剤は、モンベル製品を使います。

洗濯後、撥水剤に漬け込みます。その後、乾燥機にかけます。

仕上がりはこんな感じ。問題なく撥水加工が完了しています。

Panasonicの乾燥方法はヒートポンプ方式(60℃以下)で、普通の乾燥機(80℃以下)より高温にならず、生地を痛めにくいとのこと。モンベルの撥水材は60℃以下で乾燥機にかけるようHPに記載されているので、ちょうど良さそうです。

ダウンジャケット

ダウンジャケットの洗濯も挑戦。ダウンの場合、洗濯は手洗いになるので脱水&乾燥機能の試しになります。

洗剤は随分前に海外輸入した NIKWAX DOWN WASH がまだ残っているので、これを使います。洗剤は開栓後どれくらい持つのだろう。

ますば手洗い。

その後、軽く脱水して、乾燥機にかけます。

問題なく乾燥しました。ロフトもしっかり回復し、汚れもしっかり取れています。

掛布団

毛布や布団も洗濯もきます。自宅のプリマロフトという人工羽毛の掛布団の洗濯に挑戦。

しかし説明書を見ると、綿毛布:6Kg、化繊毛布:4.0kgの重量まで洗濯できるみたいだけど、掛布団は詰め物1.0kgまでしか対応してない様子。自分の掛布団は詰め物が1.5kgでしたので、様子を見ながらトライすることとしました。

布団の洗濯の場合は、別売りの洗濯キャップなるものを入口に設置する必要があります。なお、布団は乾燥がかけられないとのこと。風呂場の乾燥機能を使って干すことにしました。

(洗濯キャップ AXW3215-9SG0)

こんなにふっくらな仕上がりました。風呂場乾燥は3回でやっと乾く感じ。普段はカバーに付けて使用している為、洗濯時の汚れはほとんど出ませんでした。

毛布なら乾燥までできますが、布団は乾燥まで出来ないので(洗濯&脱水まで)、ドラム式の恩恵はあまり受けれていないかもしれません。布団も乾燥まで出来れば、最高だったのですが…

総評

かなり事前に調査して設置した為、ほぼ計算通りに設置でき、とても満足しています。

ドラム式洗濯機の実力。最大のメリットである乾燥機能により、洗濯物を干すという時間的制約から解放されるメリットは、期待通りのものでした。また、冬場や梅雨時の生渇き防止、仕事や天気を気にすることなく洗濯ができます。想定していませんでしたが、シーツや毛布などの大物が、乾燥の手間を考えずに気軽に洗えるようになったのは大きいです。仕事などが忙しいと、ついつい手間なので避けてしまいがちですが、そういうのが無くなります。

また、登山や釣りが趣味の自分にとって、アウトドア製品のメンテナンスで乾燥機を使う機会が何気に多く(例:アウターやレインウェアの撥水コーティング、ダウンやシュラフの乾燥など)、こういった用途でもドラム式洗濯機の乾燥機能が威力を発揮してくれたのうれしいところです。

乾燥機能があることで、洗濯に対して億劫にならないというのがとても心地良く、洗濯できるものの幅が広がったのもメリットと言えます。