レインウェア・メンテナンス

今回はレインウェアのメンテナンス方法を紹介します。
私がメインで使っているレインウェアは、2004年に購入して以来、16年も使用しており、まだまだ現役です
マメにメンテナンスしているのですが、今回はその方法を紹介します。

メンテナンス方法は下記4つ
・洗濯
・撥水加工
・穴あき補修
・シームテープ補修

【洗濯】

ゴアテックスのウェアは洗濯すると良いと言われています。これは、表地についた埃や汚れ、裏地についた汗や皮脂汚れを取ることにより、生地の防水性や透湿性を復活させることができるからです。

左:モンベル製、右:Granger’s製

現在、私が使っているのは左側のモンベルの専用洗剤です。過去には同じくモンベルのエコソープやGranger’sを使っていました。普通の中性洗剤でも良いらしいですが、一応専用品使っています。
洗濯の仕方はラベルに記載されている通り、適量の洗剤を入れて、普通に洗濯するだけです。

【撥水加工】

買いたてのレインウェアは、水をかけてもツルッツル弾きます。
これは表面の撥水コーティングによるものですが、暫く使ってると、このコーティングが取れてきて、表地に水が染み込みやすくなります。
もちろん、表地に染み込んだからといって水が侵入してくるというわけではありません。中間素材のゴアテックスが止めているからです。しかし、いくらゴアテックスとはいえ、表地に水が染み込んだ状態が長時間続いていると、少しずつ内側に水が染み込んできます。
つまり、ゴアテックスを通す前に、生地自体が水を弾いてくれると、レインウェア の防水性が飛躍的に高まることになります。

撥水加工にはスプレータイプと漬け込みタイプがあります。
手軽さはスプレーですが、コーティングの強さとコスパは漬け込みタイプです。

スプレータイプ

スプレータイプはスプレーするだけ。もちろん、洗濯して汚れをちゃんと取った後の方が効果はあります。

漬け込みタイプ(左:Revivex製、中央:モンベル製、右:Granger’s製)

現在、私が使っているのは中央のモンベルの撥水剤です。過去にはGranger’sやRevivexを使っていました。こういった製品は、昔は海外品しかなかったのですが、数年前にモンベルから出してくれたので、それ以降はモンベルを使っています。理由は、品質とコスパが良く、安定供給される為です。中途半端な量が残ってしまっても、同一製品を買えば無駄なく使うことができます。こういったマイナーな海外製品は、2~3年後にはお店に置かなくなったり、販売自体停止してしまったりするので、よろしくありません。

漬け込みタイプの使い方
・洗濯をして汚れを取る。
・漬け込み剤を入れて、洗濯機の洗濯モードで指定時間回す。
 すすぎ、脱水はしない。
・水を抜いた後、ウェアを乾燥機に入れて乾かす。
 ※アイロンをかける手もあります。

これで、ほぼ新品同様の撥水機能が復活します。素晴らしい。
私の使い方は、軽い汚れであれば、水拭き後に乾燥しておしまい。時に撥水スプレー。酷い泥汚れや、年1回位で洗濯&撥水加工するなど、状況に応じて使い分けています。

【穴あき補修】

ゴアテックス・リペアシートを使います。

補修:裏側から
補修:表側から(白いゴア生地が少し見えます)

以前、焚き火の火の粉で、1箇所穴が開いてしまいましたが、これで補修しました。使い方は、適切な大きさに切って、アイロンをあてるだけ。バッチリ塞いでくれています。

【シームテープ補修】

レインウェアの裏地にはシームテープというものがが張りめぐらされています。

これは、ゴアテックス生地の縫い目から、テープ状の生地を接着剤で貼り付けることにより、水の侵入を防ぐためのものです。ゴアテックスがいくら水を通さないとはいえ、針と糸で色々なパーツを繋いでいる為、そのままだと、小さな穴の縫い目から、水が侵入して来てしまいます。

レインウェア の生命線の一つなのですが、実はこれが意外に弱いです。暫く使っていると、接着剤が劣化して、こんな感じにペラペラ剥がれてきます。こういう時は、あて布をしてアイロンがけすれば、接着剤が再び溶けて固まり復活します。

皆さん、ある程度古くなったレインウェアはシームテープの状態を確認して、再圧着するようにしてください。

しかし、何回もやってると、テープ自体が傷んだり、接着剤も無くなったりして、アイロンがけしてもすぐ剥がれてくるようになります。
そういった時は、シームテープ の貼り直しです。モンベル製品であれば、リペア・サービスに頼めばやってくれます。

しかし、自分のは昨年頼もうと思ったら、商品が古すぎて断られてしまいました。


YNAK シームテープ 3レイヤー適合 トリコット (グレー,幅20mm×30m)

AMAZONで良さそうなゴアテック製シームテープが入手できたので、自分でやってみました。
・古いシームテープをはがす。
・あて布したアイロンで、生地に付着している接着剤を吸い取る。
 ※布がそんなにないので、キッチン・ペーパーをあて布の代わりにしました。
・テープを適切な長さに切りアイロンで接着。
 ※テープの裏面には接着剤が付いており、アイロンの熱で接着されます。

仕上がりはこんな感じ。横に走っているのが張り替えたテープ、縦に走っているのが元々のテープ。素人の手作業なので、多少しわが寄ってますが、ガッチリ張り付いて、耐久性も問題なさそうです。これで、まだまだ暫く使えるようになりました。

張り替えについては、できればショップに頼むのが無難です。
それは、かなり手間と暇がかかるからです。一番大変だったのは、生地に残った古い接着剤を取る作業。全部、張り替えたわけではありませんが、6~7時間ほどかかってしまいました。

皆様、テープ張り替え以外は全然難しくないので、レインウェアのメンテナンスができていない場合、参考にしてください。