登山靴シリーズ第2段、沢靴を紹介します。
靴の中でもかなりニッチな靴ではないでしょうか?
源流釣り、沢登り専用の靴になります。
昔は、沢では地下足袋にワラジを履いていたそうです。自分が子供の頃は、釣具屋や登山用品店でワラジを売ってましたが、今はもう見ることはほとんどありません。履いたことは無いですが、川底でのフリクションが良いらしいです。でも、1〜2日でボロボロになり、使えなくなってしまうとのこと。長期の沢泊の場合、2〜3足予備を待つ必要がありますね。
【渓流シューズ】
現在では、渓流シューズが主流となっています。ソールの素材で、主に2つに分かれ、フェルト製とゴム製があります。
自分のです。相変わらず、汚くてすいません。
フェルト・ソールの利点はフリクションが良いこと、悪い点は減りが早いことです。高巻きなどの泥壁で、フェルトの目に泥が詰まり、ツルツルに滑るというのも良くない点です。
自分のです。新品時の写真が残ってました。
一方、ゴム・ソールはアクアステルスなど、クライミング・シューズに使われる素材を貼り付けたものになります。黒いヌルヌル岩で滑ることがあるのが唯一の弱点ですが、乾いた岩でのグリップは完璧で、泥壁も苦になりません。何より、ソールが中々減らないのが良いです。この為、アプローチから使えることです。これが1番のメリットかも。
沢まで登山道を4〜5時間歩く様な場合(アプローチ)、フェルト靴だと別の靴を履き、沢に着いたら沢靴に履き替えるのが普通です。
※フェルト・ソールで歩いたら、すぐソールが無くなる。
でも、ゴム・ソールなら登山道の歩きと沢を同じ靴で済ますことができます。
カウントしたわけではありませんが、ソールがなくなるまで、フェルト:8〜9日間利用、ゴム:50〜60日間利用な感じです。
沢行きまくっていた頃は、フェルト・ソールは1年持たず、毎年シーズン途中で交換してました。張り替えに出すと、納品まで2〜3週間かかるので、その間釣りに行けません。この為、同じものをもう一足揃えていました。また、ソールの交換費用もバカになりません。この為、自分で張り替えを行ったこともありますが、大変かつ剥がれやすいので、お勧めしません。
削る・ヤスリがけ
ソールを切る
接着剤で圧着
その時の写真残っていました。クオリティ低いです。
現在使っているゴム・ソールは1足で13年間使用して、これまで1回しかソール交換してません。このメンテナンス・フリーさもゴム・ソールの魅力です。この為、次選ぶ際も私は断然ゴム・ソールです。
流石に13年も酷使してきたので、靴そのものがボロボロになってきたので、近いうち買い替えを検討してます。
[キャラバン] 渓流KR_4XR 0035018 ブルー 245
キャラバンの奥利根が良かったので、同じキャラバンのゴム・ソールの最新版がこれです。お高いです。奥利根は、13,000円位だった記憶が…
沢靴選びの参考になったら、幸いです。