ガス・カートリッジ運用方法

前回「ガス・カートリッジ考察」を記事にしましたが、今回は私の運用方法を公開します。

【ガス缶沼問題

ガス・カートリッジを使うようになると、家にガス缶が大量に溜まるようになってきます。極力荷物を少なくする為、山に持っていくときは、満タンに入った状態で持って行きたいので、毎回新品を持って行くからです。

中途半端に残ったガス缶が溜まっていくことが、非経済かつ非効率過ぎて、かなりストレスを感じていました。※家で鍋するのに使ったりもしますが、そもそも鍋ほとんどしないので全然減りません。

ちなみにオートキャンプなど荷物を沢山持って行ける場合、前回の残りを持って行き、使い切ることができるので、この問題は発生しません。

また、液体燃料であるガソリン・ストーブでも同様です。

【つめかえ君】

このストレスを解消する手立てはないかと、検討していたところ、ズバリありました。ガスを詰め替えられる器具です。

ALVA つめかえ君 NNタイプ

価格が高いのがネックだけど、私の使用頻度を考えると、十分元が取れると判断。
エコだし、精神衛生上、ガス缶沼は嫌です。

私は10年位前に買ったので、選択肢がこれ位しかありませんでしたが、今はもっと色々な製品が低価格で出ているようです。
※詰め替え器具は、メーカーは推奨しない使い方なので、あくまでも自己責任の元、使用判断ください。

【使い方】

①供給先の缶を冷凍庫で10分程冷やします。

②供給元を上に、供給先を下にして接続します。

③バルブを開く。時々ゆするとスムーズに流れます。

といった様に、缶と缶の気圧差と重力を利用して移動させます。

ただ、注意しなくてはいけない点があります。入れ過ぎは良くありません。缶内の圧力が高くなり過ぎ、破裂する可能性が出て来るからです。また、生ガスが出て炎が上がり危険だそうです。

それでは、何を持って良しとするかの問題が出てきますが、私の場合、新品の缶の重量を基準にしています。

【実際の運用】

私の場合、メーカーはEPIとスノーピーク、大きさは230g缶、110g缶をよく持って行くので、この新品購入時の重量をメモしておき、これを満タンの基準にします。

大体移せたなと思ったら、バルブから外し、秤で重量を計ります。満タンに足りて無かったら、再度バルブに繋いで移すよう微調整をします。

EPI 110g缶 新品時 総重量210gなので、あと8gで満タンです

ちなみに、移し過ぎた場合は、供給元のガス缶を冷やし、供給先のガス缶を常温に戻し(逆の温度差を作る)、同様の手順で移します。

ちなみに、異なるメーカーのガスを混合させたり(EPI→スノーピーク)、異なるモデル(EPIレギュラー→パワープラス)の移しは行わないようにしています。移す量や、繰り返し移したりすると、ガスの混合率が把握出来なくなるためです。ブタン?%、プロパン?%と訳わかんなくなります。

また、私の運用としては、供給元のガス缶は500g缶で購入し、230g缶か110g缶に移して、使うようにしています。これにより、安くガスを使用することができ経済的になります。これでガス缶沼問題が解決しました。無駄がなく、経済的で、かなりスッキリしました。

また、移し先の缶ですが、私は10数年前の缶を未だに使い回していますが、適当なところで古い缶は捨て、新しい缶で使いまわすのが良いと思います。メーカーは繰り返し使う前提で強度設計しているわけではないからです。