ネットや動画で「人生で一番良かった買い物」「時短の最強アイテム」など絶賛されるドラム式洗濯機。「その実力はどんなもんじゃい」ということで購入を検討。
洗濯ものを干す手間から解放されること、その意味と価値を体験することにしました。
事前の下調べ・モデル選びなど、これから購入検討している方の参考になればと思い記事にしています。
今回購入した洗濯機(NA-SVX80BR)
Panasonic NA-SVX80BR
2020年モデルで、今一番安いこの時期に購入しました。ちなみに通常モデルはNA-VX800BRという型番で、今回私が購入したのは町の電気屋さんへ出荷するモデルで NA-SVX80BR と型番が少し違います。このモデルだと「ナノイー洗浄」機能が付いています。
なお納期は10/2となっているので、まだ自宅には設置されていません。
現在の洗濯機
我が家の洗濯機は購入して以来23年以上経過しています。
社会人になり2年目で一人暮らしを始めて以来、今だにバリバリに頑張ってくれています。
自分は壊れた物は修理し、本当に使えなくなるまで使い続ける性格ですが、この度色々考えるところがあり、この洗濯機を引退させ、ドラム式洗濯機を購入することにしました。
SHARP ES-D38
2回の引っ越しに耐え抜き、23年のうち15年間室外に晒して来たので、塗装がボロボロです。もはや人生を共に戦ってきた戦友です。3.8Lと容量は少ないですが、家族含め計2人分の洗濯しかしない為、全然問題ありません。
機種選び
メーカー選び
メーカーはPanasonic・日立・シャープ・東芝など各種メーカーから出しています。評判が良かったのはPanasonicと日立ですが、日立は排水口から匂うケースがあるとのことで Panasonic で検討しました。しかし、 Panasonic は高い…のがデメリットです。
ちなみに、導入を検討し始めたのは5月頃なのですが、毎年新製品が発売されるのは10月近辺なので、8~9月が一番価格が落ちるとのことでした。
モデル選び
Panasonicのドラム式洗濯機は、性能重視のVXシリーズ、オシャレでコンパクトなCubleシリーズから構成されます。Cubleは一番重要な乾燥機能がヒートポンプ方式でないことから選択肢から外しました。
VXシリーズの型番は以下の構成となります。
モデル毎の機能の違いは多くあるのですが、特徴的な点と欲しい機能でマトリックス化すると、以下の様になります。
機能 | VX900 | VX800 | VX700 | VX300 |
タッチパネル | ○ | |||
スマホ操作 | ○ | |||
ナノイー洗浄 | ○ | |||
温水洗浄 | ○ | ○ | ||
洗剤自動投入 | ○ | ○ | ||
洗浄力 | 泡洗浄W | 泡洗浄W | 泡洗浄W | 泡洗浄 |
右開き有り | ○ | ○ | ○ |
自分はこれまで家電を購入する際、基本機能のみ備わった下位モデルを選び、コスパ重視するタイプでした。いろんな機能が付いていても、どうせ使わなくなるので。
普段の自分ならVX300とか選ぶのですが、「洗剤自動投入」「右開き有り」「温水洗浄」はマストと判断。
・温水洗浄:温水の洗浄力は実感済み
・洗剤自動投入:これは神レベルに便利そう
・右開き有り:間取り的に右開きの方が使い勝手が良い
他の機能はあったら便利だろうけど、なくても良いかなということで、VX800に狙いを絞ります。
「Panasonicの店」モデル(非量販店モデル)
そんな感じで価格コムで調べていると、SVX80というモデルがある事を知ります。通常の量販店に卸すモデルはVX800ですが、これとは別に町の電気屋さんとかに卸すモデルとのこと。これはVX800をベースとした上で、VX900にしかない「ナノイー洗浄」が付いているとのこと。重視している機能では有りませんが、同じ価格帯ならこっちの方がお得です。
ということで、右開き狙いでSVX80BRにターゲットを絞ります。しかし…SVX80はそもそもが量販店に卸していないので、ネットでは中々検索されません。出て来ても、ほとんどが売り切れの状態です。在庫が入荷したら、通知メールをする設定にしときました。
そんな中、価格が落ちると言われる9月に在庫入荷メールが…
一番いいタイミングと判断し、購入の決意をしました。
自動洗剤投入
やっぱりこれですね。洗剤と柔軟剤をパック1個分を入れておくことができ、入れた洗濯物の量に合わせ、洗剤の量を調整して入れてくれます。もちろんマニュアル投入も可能です。また、洗濯機周りに洗剤類を置かなくて済むので、周囲がスッキリします。
設置スペース検討
ドラム式洗濯機は大きいので、洗濯機置き場に入らない場合があるとのこと。
今回購入したNA-SVX80BRのサイズです。
自宅の洗濯機置き場のスペースを採寸します。洗濯パン込みでギリギリであることが分かります。
ちなみに家具などを導入検討する場合、ネットから寸法図を落とし、EXCELで1/10スケールでオブジェクト配置すると収まるかどうか?イメージを掴みやすくなります。
備え付けの洗濯機パンに収まらないと意味がないので、精査していきます。
備え付けのパンは「TOTO PWP640N #SC1」でしたので、寸法図をネットより落とします。
外寸は640×640mmですが、右図にある通り有効寸法は580×580mmとなっており、洗濯機の584mm×514mmをオーバーしてしまっています。フチが21mmあるので、内寸は 640 – 21 – 21 mm = 598mm ですが、コーナーが三角型になっているからのようです。
こんな感じ。
手間とコストを考えると、さすがに洗濯機パンまでは交換したくありません。洗濯機底面の奥行きは514mmと短めなので、本当に入らないかの再度精査をします。
こんな感じでギリギリ大丈夫なことが分かりました。
ちなみに、洗濯機置き場やパンのサイズだけでなく、ドアや階段などの搬入経路のサイズが足りなくて、設置出来ない場合もあるそうです。サイトに情報があるので、チェックしたところ、問題なくクリアできていました。
給水口検討
上記で設置面積が足りていても、給水口が洗濯機の高さより低いとNGとなります。
水栓までの高さを測ったところ(1130mm)、これは足りてそうですが、うちの水栓は下向きに伸びており、蛇口までの高さとしてはギリギリな感じです (1055mm) 。洗濯機の高さが1009mmなので、その差46mmしか余裕がなく、給水ホースは固いのでかなり厳しそうです。また設置の際、業者に断られる可能性もあります。
現在設置している水栓。首振り出来るタイプですが、その分首が長めで、必然的に給水口までの高さが低くなります。
こういったケースの為に、以下の様な水栓に交換する手もあるようです。
ハンドルがプラスチックなので、デザイン的にも今いちで、悩ましいところです。
結果的にこのように給水口を締め直し、90°ずらす方法としました。これなら給水ホースが下に向かず、121mmスペースが確保されます。
排水口検討
排水口は以下2点の検討事項がありました。
・排水ホースを洗濯機横側から通すか?洗濯機真下から通すか?
・洗濯機パンの嵩上げをするか?
排水ホースは真下から通した方が、スペース的にも美観的にも良いです。しかし、真下を通す場合、嵩上げが必要なことがわかって来ました。
このように洗濯機の施工説明書には排水パイプと設置面の差が5mm未満でないと、かさ上げが必要になるとのこと。
しかし、洗濯パンの寸法図を見ると、このように13mmほど排水パイプが出っ張ることが分かりました。実際に自宅のパンの様子を見てみると、確かに排水パイプの方が若干高くなっています。施工説明書に従うと、「フロアーあて板」が必要になります。
そもそも、かさ上げを検討した理由は、排水口の掃除が目的でした。また、マンションのメンテナンスで排水溝は定期的に高圧洗浄しに来てくれます。これまでは洗濯機が小さかった為、洗濯機を移動して高圧洗浄してくれてましたが、ドラム式になると重すぎて移動できなくなる為、高圧洗浄をやってくれなくなります。
ということで、かさ上げが必要なことがわかりましたが、どの位かさ上げするかの問題がでてきます。
かさ上げ高さは62mmになります。この高さだと、高圧洗浄してくれるかは微妙です。
この商品は100mmかさ上げしてくれます。これなら高圧洗浄してくれるかも。
Amazonのレビューにも高圧洗浄してくれたとあるので、どうせならとコイツに決めました。
まとめ
今回の設置に関するポイントを整理すると、以下になります。
・高さ → 壁ピタ水栓でなく、90°回転することで高さを確保
・給水口 → 高さを確保したうえで、高圧洗浄できるよう10cmかさ上げ
ちなみにかかった費用は下記になります。
・洗濯機本体 ¥238,000 大幅値引き済みですが、それでも高い…過去一番高い家電購入となりました。
・かさ上げ台 ¥1,360
・リサイクル料 ¥2,530 自分で家電量販店に運ぶこととしました。
・楽天ポイント -¥8,330 楽天経済圏の住人でない為、3.5倍のポイント付与に甘んじました。
計:¥235,440
設置にあたって微調整は入ると思いますが、設置が完了したら、別途記事にしたいと思います。