靴のメンテナンス ビジネスシューズ編

頑丈なビジネスシューズをGOROで作ってみた」に続き、今回はメンテナンス方法を記事にしたいと思います。
昔から登山靴のワックス掛けはしてきましたが、ビジネスシューズはスポンジと一体型になった靴墨をたまに塗るくらいで済ませていました。GOROのビジネスシューズを買ってからは、これまでの登山靴磨き道具に少しアイテムを加え、しっかり手入れするようにしています。

工程と使用道具

普段使っている一式はこんな感じです。

また、工程と使用する道具を纏めるとこんな感じです。
以下にメンテナンスの方法と道具の使い方を説明していきます。

日常メンテナンス(毎日〜週一回)

ブラッシング

馬毛ブラシでブラッシング。砂埃を落とします。

馬毛ブラシ:コロニル

馬毛ブラシは長く柔らかい為、細かいところまでブラッシングできます。汚れ落としは勿論ですが、ブラッシングだけでも革の保護に効果があると言われています。革のマッサージと言えばよいのでしょうか。

隅々までしっかりと。

定期メンテナンス(13ヶ月一回)

ブラッシング

まずは、靴全体をブラッシング。靴ひもを取り、奥まったところもちゃんと埃を取っていきます。

汚れ落とし

ステインリムーバー:モウブレィ

布巾:レック 激落ちクロス マイクロファイバー

ステインリムーバーを布に数滴付け、表面の靴墨と汚れを落とします。このステインリムーバは革内部に浸透し、内部に溜まった古い靴墨や汗・皮脂汚れを表面に浮き立たせる効果があります。

革は表面に行くほど密な繊維質で構成されており、これを行わないと古い靴墨の上に靴墨を重ね塗りすることになり、革の繊維に汚れを閉じ込めてしまいます。
また、使っているうちに、微細な汚れや足からの汗や皮脂汚れも革の繊維に詰まっていきますので、これは一番重要な工程だと考えています。

ステインリムーバーを布に取り、軽く拭いていきます。

この通り、汚れと共に靴墨もしっかり取れます。

ステインリムーバーをかけると、靴墨による光沢はなくなります。また、革の色落ちや微細な傷があることもわかります。洗顔フォームで顔の油をスッキリ取ったのと似たような感覚です。

靴ひもは、小さい容器に入れ中性洗剤で揉み洗い&漬け込みして、乾燥させます。

靴墨塗り

靴墨:モウブレィ シュー・クリーム ブラック

スポンジと一体型となった靴墨と違い、しっとりとした、いい感じに仕上がります。

ペネトレイトブラシ:モウブレィ 豚毛(白)

豚毛ブラシ:コロンブス 102

豚毛ブラシは、馬毛ブラシに比べコシがあり、クリームやワックスを伸ばしたり馴染ませるのに適しています。タワシに近い感じ。このブラシは中学生のころから使っている代物です。

汚れ落とし後、靴墨をペネトレイトブラシに取り、靴に塗っていきます。この時塗り過ぎないように注意。片足分で米粒3〜4粒分位のイメージです。靴墨は、革の補色と共に栄養分と防水性を与える目的があります。

豚毛ブラシでブラッシングして、靴墨を極薄に伸ばすと共に馴染ませていきます。2〜3時間経ったら、さらにブラッシング。

すると、こんな感じで完成です。

必要に応じて

革の乾燥がひどい時、靴墨を塗る前に栄養クリームを塗る場合があります。また、防水性を与える為に靴墨を塗った後、防水ワックスを塗ることもあります。ただ、くれぐれも塗り過ぎないように注意が必要です。そもそも靴墨には栄養クリームと防水ワックスが配合されています。栄養クリームは塗りすぎると革が柔らかくなり過ぎてしまい、防水ワックスは塗りすぎると革が呼吸できなくなってしまいます。

栄養分補給

KIWI ミンクオイル

コロニル BIWAX

栄養クリームは、革の乾燥やひび割れを防ぐ為に革に油分を与えます。
手入れを暫く怠って乾燥気味の時や、水洗いして油分がすっかり抜けた時など、靴墨を塗る前に使用します。私は指に取って塗っています。指の温度で油分が緩やかになり、塗りやすくなります。

防水ワックス

GORO製防水ワックス

栄養クリームは、油成分主体ですが、防水ワックスはロウ成分主体です。登山靴のメンテに使っていたものですが、梅雨時などは、靴墨の上に薄っすらと塗ることがあります。これも指に取って塗ります。

水洗い

サドルソープ:モウブレイ

究極の汚れ落としです。サドルソープ という革専用の石鹸を使って、革靴を水洗いします。靴の内側も掃除でき、革の汚れをごっそり落とします。1〜2年に1回位で良いかもしれません。普段はステインリムーバーで内部汚れを落とし、必要に応じて水洗いでガッツリ落す感じです。
水洗い後1~2日陰干しし、栄養クリームを軽く塗ってあげます。その後、靴墨塗り&ブラッシングします。

靴底盛り

頑丈なビジネスシューズをGOROで作ってみた」で、靴底の減りとソール交換の話をしましたが、人それぞれのバランスや歩き方により、靴底の減り方は変わってきます。私の場合、外側から減っていきやすいです。内側が残っているのにソール交換というのは勿体ないので、ある程度減ってきたら、靴底をゴムで盛ってしまいます。これがソールを持たせるポイントになります。
私は下記の製品を使っています。使い方は、別記事で紹介しようと思います。