IoTで体調管理 AppleWatch編

今回は、AppleWatchを導入し、体調管理に役立てようという記事になります。

経緯

この2年、長時間労働と休日出勤で体調がボロボロでした。特に平日は常に睡眠不足で、肌荒れが酷く、胃腸の調子も良くありません。朝起きられなかったり、身体が動かないなどが続き、流石に「やばいな」と感じて、体調管理に本腰をいれることにしました。

これまで体調管理は特に行ってこなかった為、食事・睡眠・運動コントロール、どうすんじゃい!状態でした。そこで色々と調べた結果、まずは自分の身体の状態を客観的に把握する必要があると考えました。しかし、手間のかかることは3日坊主となってしまいます。そこで、スマートウォッチの存在が気になり始めました。

スマートウォッチで出来ること

色々とありすぎるのですが、体調管理に限定すると以下があります。

[1]心拍数を測れる
[2]血中酸素濃度を測れる
[3]活動消費カロリーを測れる
[4]睡眠状態を知ることができる
[5]体温を測れる
[6]血糖値を測れる
[7]血圧を測れる

これらの情報が腕時計を着けてるだけで、自動的に取得できるというのは、凄いことです。

ちなみ、現状のApple Watchでは[5]〜[7]の情報は取得出来ません。腕時計という装置の限界といえばそれまでですが、例えば、手首は体温を測るのにブレ幅が大きくて適してないそうです。体温を測るのは、体幹に近い方が良い為、一般的には脇や舌で測るそうです。耳は適しているらしいので、センサーが付けば、AirPodsでできるようになるかもしれません。

しかし、ヘルスウォッチとして販売されているものの中には、[5]〜[7]が測定できるものもあります。Android系(wearOS)も体温計のついたモデルはないので、体温はやはり精度が良くないかもしれません。[6]〜[7]は測定方法の進化やセンサーの追加により、Apple Watchに今後追加されていく可能性は十分にあります。

また、腕時計の限界として、体重や身長は測れません。この問題の一部は次回「IoTで体調管理(体組成計編)」でクリアします。

ちなみに、IotとはInternet of Things の略で、「”物”を”インターネット”に繋いで便利にすること」のような意味合いです。今回の場合、「”時計”をインターネットに繋いで便利にすること」となります。

Apple Watchに決めた理由


HUAWEI Watch GT2 Pro Night Black 46mm


GARMIN fenix 6X Pro Dual Power Ti Black

評判の高いHUAWAY社、GPSのGARMIN社など、各社魅力のあるスマートウォッチを出しています。色々と検討した結果、Appleの洗練されたユーザー・インターフェース、Apple製品同士の連携度の高さ、長くからのiPhoneユーザーということもあり、やはりApple製品に落ち着きました。

また、詳しくは別ページで書きますが、体調管理以外でApple Watchでやりたかったこととして、電子マネー決済・登山でのGPSナビ・音楽鑑賞があり、Apple Watchならこれまでの操作性と変わらず、簡単に実現出来ることも理由としてあります。

一方でApple Watchのデメリットとしては、価格が高いこと、バッテリーの持ちの悪さがあります。

本体と周辺機器

Apple Watch 本体

Apple Watch Series6 40mm WiFi スポーツバンド モデル

現行販売モデルとしては、廉価な順にSeries3(以下3と呼称)、SE、Series6(以下6と呼称)となります。詳細は他サイトに譲りますが、SEと6の違いは、常時表示と血中酸素濃度測定です。3は過去販売モデルの継続の為、高速充電に対応していません。睡眠中も着けることを想定していた為、AppleWatchの弱点であるバッテリーの持ちの悪さを考えると3は選択肢から外れます。SEと6で迷いましたが、常時表示の評判が良かったこと、6は先々に心電図機能も使えるようになるということで6に決めました。

サイズに関しては、時計は軽く薄型派の為、40mmモデルにしています。

交換バンド

AIGENIUコンパチブル Apple Watch バンド ブラック

付属されているスポーツバンドは汗や水を吸い込まないので、ウォータースポーツやアウトドアでは便利ですが、その反面蒸れるというデメリットがあります。この為、自宅用としてマジックテープ式のバンドを購入しました。柔らかく、汗も吸収してくれるので、着け心地は抜群です。

ブラックを選択しましたが、細い赤や青の糸が織り込まれており、実際には濃い紫っぽい色味でした。単色が欲しい場合は、ピュアブラックというのを選ぶ必要があったようです。

保護カバー

『2020年秋改良』AUNEOS Apple Watch 用フィルム

アウトドアで使用する前提の為、ガラス保護カバーを取り付けました。カバーの縁により、ほんの少しだけ画面が狭くなりますが、これで野外でも安心して使えるようになりました。タッチ感は全く問題ありません。

充電ケーブル

【2020冬*新0.3m】iwatch 用充電ケーブル 0.3m

外出先でバッテリー切れした時の為、鞄にモバイルバッテリーと3inケーブル(Type-A→Lightning、MicroUSB、Type-C)を常備しています。AppleWatchはこの3inケーブルでは充電できない為、鞄の常備用として購入。

スタンド

AWINNER Apple Watch スタンド

付属の充電ケーブルだけだと、スポーツバンドのようなテンションのあるバンドの場合、充電器から外れやすいことがわかりました。

これを回避する為、このスタンドを導入。想定通り、全く充電は問題なくなりました。

アプリ

AutoSleep(睡眠管理)

一番使いたかったサードパーティ・アプリ。心拍数とWatchの加速度センサーにより、睡眠状態にあるか?レム睡眠(浅い眠り)またはノンレム睡眠(深い眠り)にあるかを計測してくれます。これにより、日々の睡眠時間と睡眠の質を知ることができます。

こんな感じで、1日の睡眠時間、良質な睡眠時間、深い睡眠時間、就寝時間・起床時間を記録してくれます。

さらに、何時頃に深い睡眠に入り、何時頃に浅い睡眠に入ったのか?など、より詳細な情報も見ることができます(1枚目:12/23、2枚目:12/24)

また、このようにカレンダー形式で、時系列に睡眠の質の推移をみることもできます(1枚目:睡眠時間、2枚目:深い睡眠時間)。

このアプリを使うようになって、自分は何時間寝ないと翌日眠くなってしまうのか?深い睡眠をとる為に、寝る前にスマホを見ないようにする、深酒をしないようにする等、睡眠に対する意識が変わってきました。

また、アラーム設定すると、浅い眠りのタイミングを測って起こしてくれる機能もあります。スッキリ起きられるそうですが、体感はできていません。

HeartWatch(心拍管理)

AppleWatchで取得した心拍数を詳細かつビジュアルに表示してくれるサードパーティ・アプリ(1枚目:状態毎の平均値、2枚目:睡眠時の心拍数)。寝ている時は、心拍数が大分落ちることがわかります。AppleWatchはこのように数分毎に、心拍値をロギングしてくれます。

朝、起床すると70台 → 110台に上がります(1枚目)。通勤中、歩きから電車に乗ると心拍数が下がります(2枚目)。登山で状態変化を見ると面白そうです。

フィットネス(運動管理)

Apple純正アプリで、1日の運動量の適正をリングで表示してくれます(1枚目)。
・ムーブ(活動した際の消費カロリーを計測):外側の赤リング
・エクササイズ(運動時間を計測):中側の黄緑リング
・スタンド(座りすぎを防ぐ為、立った回数を計測):内側の水色リング
一日の運動量が足りないと、リングが一周せず、運動が足りてないことを示します。カレンダー形式で、1ヶ月の状態も見ることができます(2枚目)。

このように、ムーブ・エクササイズ・スタンドの詳細情報も見ることができます。

ちなみに、スタンドの見方がわかりずらいので、補足しておきます。1日(12時間)の1時間当たり1分以上立っていた回数を表すそうです。座りっぱなしというのは、とにかく健康に悪いそうで、これを避けるためのアラートのようです。

ヘルスケア(統合健康管理)

Apple純正アプリ。このように様々なカテゴリの健康に関するデータが入るようになっており、iPhoneやAppleWatch、ヘルスヘア機器で収集した情報がここで一元管理できるようになっています。

例えば、心臓のカテゴリをクリックすると、心拍数・心拍変動・安静時心拍数というAppleWatchで測定したデータが表示されますが(1枚目)、下にスクロールすると血圧・心電図などが「データがありません」と表示されます(2枚目)。これはAppleWatchでは血圧・心電図などは計測ができない為です。しかし、ヘルスケアに対応した健康機器を使って取り込むことができます。また、測定した値を自分で手入力することもできます。こういう感じで、ヘルスケア・アプリは健康に関する各種データを収める箱のイメージです。

バイタルのカテゴリをクリックするとこんな感じです。AppleWatchは血中酸素濃度が測定できるので、「取り込まれた酸素のレベル」として表示されています。一方で、血圧・血糖値などは計測できないので「データがありません」と表示されます。

また、ヘルスケア・アプリの良い点として、PCデータ連動ができることです。取得してきたデータを継続的に維持&管理していくためには、ライフサイクルの早いスマホやスマートウォッチでなく、PCで保持できると汎用性があります。また、数値はPCを使用したほうが柔軟性な分析ができます

AppleWatch ⇔ iPhone ⇔ PC 間のデータの流れを図にするとこんな感じになります。

私はこのヘルスケア・アプリの考え方に大賛成です。この一か所にデータを集める仕組みをAppleのような大会社が行うことにより、継続的にデータ維持&管理が可能となります。そして、Apple製品では取得できないデータ(体重・体温・血圧・血糖値など)は、ヘルスケア対応した健康医療メーカーの機器を用いることによりデータ連動し、総合的な健康管理を可能としています。

まとめ

体調管理を目的として、スマートウォッチを使うようになりましたが、新しいテクノロジーに触れ、改めて便利な世の中になったなと感じました。

まだ、スマートウォッチで計測できる項目は限られていますが、医療やセンサーの進化で、今後はもっと増えていくことでしょう。血圧や血糖値以外に、コレステロール値や尿酸値なども図れるようになれば、常に健康診断しているようなものです。また、このような個人の健康に関するビッグデータを利用するサービスも今後色々と出てくると思われます。

1ヶ月使用してみましたが、スマートウォッチを体調管理に利用する恩恵は、大きく以下の2つになると思います。
・着けてるだけで身体の情報が自動的に集まる(毎日測定&記録を付ける必要がない)
・日常的に身体に関す情報に触れるので健康に対する意識が根付く

別記事で、AppleWatchの他の機能も紹介していきたいと思います。