自宅の消費電力を見える化する

自宅の消費電力をどれくらい把握してますでしょうか?
自宅の消費電力量と傾向を知ることは色々なメリットに繋がります。
うちはこんな感じで、消費電力を管理しています。

消費電力モニタ。この機器を利用して、現時点の家全体の消費電力が一目でわかるようになっています。また、ロギング機能を使って日・週・月・年の推移を把握し、自宅の電気消費傾向を詳細に知ることができます。

以下に機能とメリットを記載してみます。

[1]現時点の消費電力をモニタ表示
→常に見えるので節約意識が高まる
→自分の電気の使い方がわかる
→機器ごとの消費電力が大まかにわかる

[2]分単位で消費電力をロギング
→日・週・月・年の消費推移が把握できる
→自分の電気の使用傾向が把握できる
→これを使って、自分に最適な電気サービスの選択ができるようになり、コスト節約につながる。

【商品について】
節電モニター「はやわかり」 Lean Energy
http://www.lean-energy.net/our-service
詳細の使用手順は、こちらで。
このブログでは、導入のイメージや利用することによるメリットを説明して行きます。

【設置について】

分電盤。コードが出て上にあるのがデータ送信機。

分電盤の中身。赤と白のコードにクランプを挟み中央上にあるデータ送信機に繋ぎます。この送信機が、本体に消費情報を無線で送ります。

本体。データ送信機から受信したデータをモニタで表示しつつ、本体内のメモリにデータを貯め込んでいきます。

【使い方・本体】

分電盤に設置したクランプメーターから、本体に情報を送られます。本体では消費電力をモニタに表示すると共に、取得した情報を貯め込んでいきます。本体には2年分貯められるそうです。

このモニタによる電力表示が、メイン機能の一つです。うちはテレビの横に置いているのですが、今どれ位の電気を使っているのか?1発でわかります。

普段何もしてない時でも、待機電流で消費しているのがわかります。また、夜照明つけてる時は少し上がり、エアコンやレンジを使っている時はもっと上がります。

なんか高いなあと思ったき、電気付けっぱなしだったり、テレビ付けっぱなしであることに気が付くことができ、電気を大切にできます。

また、電気製品オンの時の数値とオフの時の数値の差を取れば、その電気製品の消費電力もわかったりします。

とにかく現時点での消費電力を常に目にすることができるというのが重要です。
ついつい、下げよう下げようという節約意識が働きます。

【使い方・ソフトウェア】

本体とPCをミニUSBで接続することにより、自動でフリーDB(SQLite)に更新されます。この情報を元に、付属のソフトウェアで様々な観点でグラフ表示することができます。

2019年の毎月の消費量(10月~11月はデータ送信機の電池切れに気づかずデータロスト)
2019年12月の毎日の消費量(大晦日大量消費してます)
2019年12月31日の毎時の消費量(大晦日夜更かししてます)
2019年12月31日23時の毎分の消費量(紅白は見てないのでこんな感じ)

付属のソフトでは、見れる観点(グラフ系列が決まっている)に限界があるのですが、DBからデータをテキスト取得して、独自の観点で分析することもできます。

これは、DBをテキスト化した例。EXCELのグラフ機能を使って、より多角的な分析が可能になります。

【振り返り】
数年前、電気の自由化に伴い、電気のサービスの幅が広がりました。
DINKSで夜中心に電気を消費する家庭、大家族で全時間帯まんべんなく消費する家庭、自営業で営業時間帯に大きく消費する家庭。これらの使い方に応じた契約をすれば、コストを下げられるようになります。
とはいえ、定量的に自宅の消費状況を把握できている家庭って、どれ位いるのでしょうか?こういった機器を導入すれば、その判断材料になります。
ちなみに私が使っている「はやわかり」は初期投資が約1.2万円です。
モニタでリアルに状況がわかるので、子供の教育にも良いです。

私はこういう電力モニタの存在をネットで知り、「省エネナビ」という製品を「かながわ県民センター」で無料で貸し出ししているのを知った為、試しに借りてみました。
とても良かったのです。が、この製品は3万円前後と高く、ネットで探して購入した同等製品が今回のものになります。
興味のある方は、地元の役所でこういったものを貸し出してないか?確認してみてください。そして、ぜひ試してみてください。