今回はテント泊では欠かせない、アウトドアストーブの記事を書きます。
これも憧れの道具の一つですよね。ストーブの分類とメリット・デメリットについて、その後、自分の所有物について、話していきたいと思います。
【分類】
[燃料分類]
・ガス
・ガソリン
・その他(アルコール・赤ガス等)
使用する燃料によって、ストーブの構造が異なります。その為、ガス用ストーブ、ガソリン用ストーブと分類できます。
ガソリンストーブ≒液体燃料ストーブともいえ、通常はホワイトガソリンという揮発性の高い燃料を使いますが、製品によってはアルコールや赤ガス(車のガソリン)を使えるものもあります。
[形状分類]
・一体型(燃料タンクとバーナーが一体)
・分離型(燃料タンクとバーナーが分離)
ガス・ストーブ、ガソリン・ストーブそれぞれに一体型と分離型の製品があり、それぞれメリットデメリットがあります。
【メリット・デメリット】
ガス・ストーブ | ガソリン・ストーブ | |
大きさ | ◎ | × |
重さ | ◎ | × |
火力 | ◎ | ◎ |
火力調整 | ◎ | △※1 |
簡単さ | ◎ | △ |
安全度 | ◎ | × |
低温時 | ○※1 | ◎ |
燃料費 | △ | ◎ |
一体型 | 分離型 | |
大きさ | ◎ | △ |
重さ | ◎ | △ |
鍋安定性 | △ | ◎ |
◎:優秀、○:良、△:普通、×:悪い
※1 機種による
【所有物】
EPIガス BPSII。一体型ガス・ストーブ。
イギリス製。初めて買ったストーブ。中学生の頃に買ったので、30 数年たちます。今は閉店してしまった鶴見のIBS石井スポーツで購入。当時ガス・ストーブのメーカーと言えば、これとプリムス(黄色い缶)、キャンピングガス(水色の缶)でした。
プリムスとEPIは高機能ストーブの双璧で、コンパクト・高出力・火力調整可能、缶との接続がネジ式と当時最先端でした。またガス・カートリッジが共通でどんな型番のものにも使える汎用性がありました。
一方で、キャンピングガスは製品毎に専用ガス・カートリッジがあり、缶に穴を開けて接続するモデルは、一度付けたら使い切るまで分離できないない、ガス缶をホルダーで固定するなど、非効率極まりない製品でした。今では信じられません。
EPIほぼ完成形でした。昔は火力の強さはガソリン・ストーブと決まっていましたが、この頃のガス・ストーブは同じくらいかそれ以上の出力が出るようになっていました。
ちなみに私は、自分の山行形態から、圧倒的にガス・ストーブ派です。ガソリンストーブと比較すると、コンパクト、軽い、火力強い、火力調整が可能、すぐ着火する。唯一の気になったのは、低温時の火力低下。雪が残る春先に使用すると最大でも火力が弱いんですよね。
ガスは自分でタンク内の圧力を上げることが出来ない為、メーカーではノーマル・寒冷地用と2種類のガスを販売しています(EPIだとExpeditionとかいう超寒冷地用モデルあり)。これは、ガス缶の中に、より高圧なガス(プロパン・ガス)を入れる事により圧力確保しています。
SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 。一体型ガス・ストーブ。
ところが2013年に出てしまいました、冬でも火力低下しないコンパクト高出力なストーブが…しかも、風防搭載。一生使うと思っていたEPIの少ない弱点を完全にカバー。より完全系になると思い購入。もうガソリンを選ぶメリットが完全に無いです。
MSR Whisper Light International。分離型ガソリン・ストーブ。
とはいえ、学生の頃は固定キャンプもやっていたので、ガソリンストーブも所有してます。
大学生の頃、アメリカに行った時、買った憧れのMSR。このストーブは世界的ベストセラーで、プレヒートが必要です。燃やすと煤が酷く付きます。シンプルな作りの為、旅先で調子が悪くなっても、分解して掃除すれば治ってしまうという質実剛健さ。メンテナンス・キットも別売してます。
社会人になってからは、固定キャンプは行かなくなってしまったので、今は、あまり使ってません。
製品の火力比較、ガス・カートリッジ比較、裏技的使い方について、今後記事にして行きます。