体調管理にAppleWatchを導入しましたが、第2弾としてWifi体組成計の導入記事になります。
経緯
AppleWatchで身体情報の自動収集を始めましたが、取得できない情報として、体重があります。
体重計に乗った後、iPhoneのヘルスケアに記録していけばいいのですが、仕事や日々の雑務に追われて、なかなか継続するのは難しいと思います。
記録は取り続けることとその変化を見ることが大切なので、意識しなくても、日々のルーティンの中で自動的に収集できる方法はないか?検討したところ、Wifi体組成計が解決してくれることがわかりました。
Wifi体組成計とは?
まず、体組成計とは「体重計だけどそれ以外にも色々測定してくれる機器」です。つまり、体脂肪やBMIなどです。
現在販売しているものは、体重計と言えば、こういった+αの機能がついた体組成計が殆どです。そして、ITが進化した現代ではこの体組成計とスマホを連動させることができる製品が多くなっています。連動の方式としてはBluetooth方式とWifi方式があり、販売されている殆どがBluetooth方式の機器となっています。
しかし、Bluetooth方式は毎回スマホアプリを立ち上げてから、体組成計に乗らないと連動されません。一方、Wifi方式はアプリを立ち上げなくても、体組成計に乗るだけで自動的にスマホに連動してくれます。
この一手間の違いだけですが、長く続けていくと、アプリを立ち上げるなんて必ずやらなくなると思います。記録し続けることが重要なので、こういった無意識に情報収集できる環境構築が重要です。
私の場合、洗面所の風呂場の隣にWifi体組成計を置いています。朝シャワーを浴びるために服を脱いでると、必ず体組成計が目につくのでまずそこで測ります。また、帰宅した後、着替えの際に服を洗面所に置きに行くので同様に体組成計が目につき、そこで測るようにしています。
これで、後は自動的にスマホに連動されます。
購入機器
Wifi体組成計は、私の調べた限り国内ではエレコム社・Withings社・Fitbit社からしか出してません。
私が購入したのはWithings社の最上位モデルBody Cardio WBS04です。選んだポイントは、以下の3つを重視しました。
[1]サービスの継続性
Wifi体組成計は各社提供するクラウドサーバーに、情報を蓄えることでデータ連携を可能にしています。この為、何年か後にサービス停止されては意味がありません。Withings社はWif体組成のパイオニアで2009年からサービスを提供している歴史のある会社です。一方でエレコムは2018年に参入したので、事業が何年後まで継続されるか、少し不安です。
[2]PC連携
次に重視したのはPC連携です。長期的に見た場合、スマホ連携だけだと、別OSに変えたり、端末故障した場合など、データが途絶えてしまう可能性があります。また、何年か後に別サービスに切り替えた後も、データが途切れる可能性が高いです。しかしPCデータ化できれば、永続的にデータ保持ができるだけでなく、Excelなどで多角的な分析も可能となります。ちなみにエレコム社の製品はPC連携機能はありません。
[3]体組成計としての性能
測りとしての精度や測定種類数です。測定種類は、体重・体脂肪率・BMIが測れれば良いと思っていましたが、精度が高いものを選びたいと思ってました。
各メーカー、上位機種になる程、高精度で測定種類が多くなります。
Withings社では、上級機・中級機・初級機が用意されていますが、中級機でさえ体重計の最小単位が200gと荒く、上級機でようやく100gになります(タニタやオムロンは50g)。
ネットワーク構成
ちなみに、ネットワークと機器の繋がりはこのようなイメージです。
使用感
体組成計
上品なデザインで高級感があり、結構大きいです。計測できる項目は以下7つあります。すべて計測すると開始から終了まで約40秒ほどかかります。※測定項目を少なくすると、もっと短くなります。
電源はバッテリー方式となっており、Micro-USBで充電を行います。一回満充電すると1年間持つそうです。
データ活用
Health Mateアプリ
Withings社は提供のアプリでiPhone・iPad・AppleWatchに対応しています。Cardioで測定すると、10秒後位に自動的に更新されます。
ホーム画面(iPhone)。AppleWatchから取得した歩数も取込まれます。
ダッシュボード画面(iPhone)。Cardioで取得したデータが表示されます。
ホーム、ダッシュボードから項目をタッチすると、詳細表示されます。
これにより、時系列変化を知ることができます。HealthMateアプリは見やすいです。
Apple純正のヘルスケア・アプリにもデータが流し込まれるので、AppleWatchで取得した心拍数データや睡眠データなどと共に統合的にデータ閲覧&管理ができます。この一元化機能はとても素晴らしいです。
WEB
Withings社提供のWEBサイトからHealthMateと同等のデータ閲覧&管理ができます。
PC利用を前提としたWEBデザインの為、自宅にいるときはこちらの方が見やすいです。※ブログ向けにウィンドウサイズを小さくしていますが、実際にはもっと広い画面で見れます。
まとめ
使い始めて、日が経ってませんが、これなら継続的に体組成計情報を収集できそうです。また、こういった情報を眺めるのは結構楽しいです。日々眺めていることにより、自分の身体の変化に気がつくことが出来るようになると思います。
AppleWatchからも情報収集しているので、あとは体温と血圧が取れるようになれば、健康診断で行なっている基礎数値を自動収集できることになります。
今回の目的は、環境を整備することで自動的に情報収集を行い、客観的に自分の状態を把握できるようにすることでした。やってみると、この考えは正しかったようで、数値化されることにより、日々自分でその情報を見る為、健康に対する意識が備わってきます。
将来的には、測定方法の進化やセンサーの追加で、尿酸値やコレステロール量などもっと多彩な測定がスマートウォッチだけでできるようになるかもしれません。凄い時代になったものです。
有用であれば、体温や血圧も連動できる機器の導入も検討したいと思います。