今回は標準ズームレンズ追加の記事になります。
「Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z」(略称:1670Z)、有名なカール・ツァイス・レンズになります。ツァイスのロゴは入っていますが、カールツァイス監修の元、SONYが製造しているようです。
これまで使ってきたキットレンズは「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」(略称:SELP1650)で、超コンパクトなこのレンズがあったから、APS-Cに切り替えたものです。
しかし、使っているうちにより良い写真を撮りたくなるもので、コンパクトさと画質どっちを取るかということで、長年悩んだ末に購入に至りました。とはいえ、1670Zもかなりコンパクトな部類に入ります。
レンズ外観
Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z
新品だとソニーストア価格¥98,266とかなり良いお値段の為、メルカリ中古品を¥40,800(純正プロテクトフィルター付き)で購入しました。
手ぶれ補正内蔵で、F4通し、フィルタ系は55mmです。
カメラ装着
筐体はスチール製で、ズームリングも滑らかで、とても高級感があります。NEX6との組み合わせも中々良いです。
1670ZとSELP1650比較
左:1670Z、右:SELP1650
スペック比較は以下の通り
レンズ | 1670Z | SELP1650 |
サイズ | φ66.6×75.0mm | φ64.7×29.9mm |
重量 | 308g | 116g |
35mm換算 | 24〜105mm | 24〜75mm |
フィルタ系 | 55mm | 40.5mm |
手ぶれ補正 | 内蔵 | 内蔵 |
F値 | 4.0 | 3.5〜5.6 |
最短撮影 | 0.35m | 0.25〜0.3m |
ストア価格 | ¥98,266 | ¥35,409 |
こう比べると、長さと重さは約2.5倍、価格は約3倍もあります。
レンズ装着
SELP1650のコンパクトさはさすがです。コンデジを一回り大きくしたサイズ感に収まってしまします。
本体&バッテリー&ストラップ&フィルタ込みの重量で比較すると、504gに対し705gです。
このサイズと価格差が画質にどう影響するのでしょうか?
画質比較(夜景)
夜景を 撮影してみます。三脚・F8・16mm・2秒タイマーで撮影。
SELP1650 カメラを試す時、以前よりここで撮影して比較しています。
1670Z ブログ画像ではわかりにくいですが、四隅の画像の流れが少なく、解像感がありシャープに映ります。
SELP1650 左端を等倍で切り出し、解像感や歪みを確認。
1670Z 拡大すると、解像感がありシャープに映るのが分かります。
他部も比較できるよう、以下にオリジナル画像のリンクを張っておきます。サイズが大きいので、スマホの時は気を付けてください。
画質比較(物撮り)
小物を 撮影してみます。三脚・F8・2秒タイマーで撮影。
SELP1650
1670Z ブログ画像のピクセルが1024×680ということもありますが、正直あまり大きな違いは感じられません。スマホで見ると画像サイズが小さくなる為、更に違いがわかりにくいかもしれません。
SELP1650 等倍で切り出し。
1670Z 拡大すると違いがあるもので、GERBERの刻印がシャープで解像感があるのがわかります。わかりますでしょうか?
ケース購入
「登山に持って行くカメラ」にある通り、ケースはモンベル のプロテクションアクアペル0.5Lを使っていました。
しかし1670Zを付けると入らなくなる為、2回り大きいサイズのプロテクションアクアペル2.0Lを購入。普通のカメラケースも検討しましたが、防水性や汎用性を考えると、やはりプロテクションアクアペルに落ち着きました。
まとめ
1670Zは「ヌケが良く発色が綺麗」と評価されている為、 日中の写真も比較出来たらより参考になったかもしれません。試し取りした感じでは、解像感やシャープさ等、確実に写りは良くなります。しかし、思っていたほどSELP1650より劇的に変るというほどではありませんでした。逆に、SELP1650はコンパクトさと値段を考えるといいレンズです。
1670Zの他の利点としては、望遠側が30mm拡大できるようになること、ズームリングのスムーズさや、レンズ自体の高級感も相まって、使っていて気持ちがいいところです。
画質をあげるなら、本体をα6400等にするという手もありますが、これ以上システムを大きくするのもどうかと悩むところ。
今月はアルプスの縦走予定がある為、このレンズでの撮影が楽しみです。
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