奥秩父の金峰山(きんぷさん)の日帰り冬山行になります。金峰山は奥秩父の主脈に位置する百名山の一つで、山頂に五丈岩と呼ばれる巨岩がある珍しい山です。森林限界を抜けた後の景色が素晴らしく、隣に同じく百名山である瑞垣山をもつ、お気に入りの山の一つです。
山行記
日時:2013/1/2(水) 前夜発日帰り
経路:瑞牆山荘~富士見平小屋~大日小屋~砂払いノ頭~金峰山~大日小屋~富士見平小屋~瑞牆山荘
天気:晴れのち曇り
1日目
瑞牆山荘の駐車場まで車を走らせます。
出発前に車内で朝食。寒いので、コンビニで買った鍋にしました。
暫く歩くと、登山道1700m標高あたりで、瑞牆山が見えてきます。毎回この景色を見るとテンションが上がります。
少し歩き、富士見平小屋のテントサイト。シーズン中は人でごった返しますが、静かでいい感じです。テントが2張ありました。
大日小屋。静かな樹林帯の中を気持ち良く歩きます。
大日岩。日が少し出て来て、展望が一時的に開けます。
このあたりで-6℃。
砂払いノ頭(森林限界を越えた地点)。ここからは視界の開けた稜線歩きになります。
この稜線から見る瑞牆山(2,230m)が大好きです。瑞牆山は”黒雲母花こう岩”からなる岩山で、魔物でも住んでいるかのような雰囲気があります。
拡大するとこんな感じ。
稜線南面の崖。
いい感じの景色です。どんどん登っていきます。
樹氷が見れるのも、冬山の醍醐味です。
金峰山(2,599m)山頂。
これが山頂にある五丈岩。写真だとスケール感が伝わらないかもしれませんが、15mもの高さがあるらしく、かなりの大きさです(中央に鳥居があります)。
山頂にこんな大きな岩がある山は珍しく、周囲の山から金峰山を眺めると、この五丈岩が見える程です。ボルダリングをして、岩のてっぺんまで登れます(さすがに、この時は登ってません)。
瑞牆山(2,230m)と小川山(2,418m)の稜線。
朝日岳(2,579m)と国師ヶ岳(2,592m)の稜線。
五丈岩と樹氷の写真を撮り、下り始めます。
樹林帯に入ると風が弱まる為、途中休憩を取ります。
富士見平小屋先で、アイゼンを外しました。
無事、瑞牆山荘に到着。
総評
金峰山はお気に入りの山の一つで、なぜなんだろうと、改めてその魅力を箇条書きにしてみました。
- 樹林帯歩きと、森林限界を越えた稜線歩きが日帰りでできること
- 山頂にシンボリックな五丈岩があること
- 山頂は360°の展望があること
- 隣にある奇岩の瑞牆山を色々な角度から見れること。
これだけ揃えば、百名山に選ばれるのも納得がいきます。いい山です。
正月は運動不足解消に山に行きたくなりますが、そんな2013年の記録でした。