前から食べてみたかった、山荘の「鍋焼きうどん」。今回は丹沢の鍋割山の山行記録になります。
鍋割山-塔ノ岳へ行く場合、大倉尾根を歩くルートが人気です。しかし、大蔵尾根は長く単調な為、鎖場があり丹沢でも比較的難ルートとされる寄沢(やどりきさわ)から登ることとしました。
山行記
日時:2019/6/16(日) 前夜発日帰り
経路:寄大橋~雨山峠~鍋割峠~鍋割山~鍋割山荘~後沢乗越~栗ノ木洞~杉ノ沢出会~寄大橋
天気:曇り一時雨
1日目
寄大橋。手前に駐車スペースがあります。
歩き始めてすぐのところに、立派な管理棟があります。登山ポストあり。
暫く歩くと、登山口。
寄沢。登山道は沢沿いにあります。
木道あり。大倉尾根と違い、人が殆どいないので静かな山歩きが出来ます。
鎖場。岩肌は石英閃緑岩と思われる砂利から構成されてました。
源頭の様相を呈してきました。
明るい河原。この谷は西丹沢に特徴的な石英閃緑岩で構成されているようです。隣に勘七ノ沢がありますが、一つ谷を隔てて岩質がガラッと変わるのに驚きです。
綺麗な小滝。寄沢は白い谷が印象的で、歩いていて気持ちがいいです。
雨山峠。沢を詰めて行くと、狭い空間をくぐり抜け、峠に至ります。
先に進むと、道は開け立派な木の休憩所がありました。ここは登山道が交差するポイントでもあります。
ここから先は鍋割峠を目指します。難しくはありませんが、鎖場がちょくちょく出てきます。
鍋割峠。
鍋割山。
鍋割山荘。小屋の中に入り始めて知ったのですが、ここはペットボトル歩荷(ぼっか)を募っているので有名だそうです。水を入れたペットボトルを登山者が小屋に寄付するというボランティア行為です。
小屋の周りにはソーラーパネルが沢山設置されています。
そして、ついに名物の「鍋焼きうどん」。うん、しみじみ美味しい。具沢山で疲れた体には最高です。
この小屋の有名な話として、小屋の主人が自ら食材を毎日荷上げしているのというのがあります。その重量は最高でなんと100kg!それを50年近く続けてるとのこと。この苦労があって、これだけ具沢山のうどんが山頂で食べられるという、ありがたいお話です。
もう少し拡大。足元の町並みは足柄のようです。
そして下山。これは栗ノ木洞の道標になります。
寄大橋に到着し、登山終了。写真は橋の下の河原です。
総評
前から食べたかった鍋割山荘の「鍋焼きうどん」と、行ってみたかった寄沢。これをセットで楽しむことができ、とても良い山行でした。
特に寄沢から鍋割山まで上り詰めるルートが良かったです。人静かで、沢沿いにルートがあり、石英閃緑岩の白く明るい谷でした。変化があり、長すぎず短すぎないのもポイント高いです。
丹沢もまだ行っていないところが沢山あるので、時間を見つけて、今後も色々と歩きたいなと、改めて思いました。